アトリエ大宇宙

ひるま
うちにいると


さまざまな宗教勧誘の人々がやってくる


カラーの冊子とか
ただでくれるというのだ


以前
妹と冊子を手作りし
小さい本を発行してたことがある


一冊つくるのに
かなりのお金と手間がかかったものだ

だから
ちょっとした冊子であろうとも
その冊子のつくられた過程を考えると
もったいなくてもらえぬ


「わたしはいいので
ほかの人にあげてください〜」
返答すれば


どうぞどうぞ読んでください
彼らはみなそういって冊子を
くれようとする


きっと
自腹をきって配布してるんだろう


すごいよなァと思う


本日は


お話会があるので
一緒に参加しませんか?


という勧誘があった


「わたしは別の宗教
はいってるで、大丈夫です」
返答すると


その人はちょっと考え


「まぁ、なんていう宗教ですか?」
と聞いてきた


これは
今までにない切り返しである

「大宇宙宗教」


これが属してる宗教である
教祖は我でほかに団員はない





わたしのなかには
ひろいひろい宇宙があるのだ


大きい宇宙だから
大宇宙