エミリー・ウングワレー

私はアボリジニ
エミリー・カーメ・ウングワレーの
絵を見たい


ところで
アボリジニの人たちは
彼女の名を
エマリーと発音するらしい


それで
内田さんも
エマリーと呼ぶ


読売新聞社
日本に彼女の絵を紹介する時
エミリーと記したので
日本では
そう呼ばれるようになったんだそうだ


内田さんが
メルボルンの画廊で
心を奪われた絵は


このエマリーさんの絵だった


それは黄色の絵で
アメリカ人に買われていってしまったそうだ




日本でエマリーさんの絵が
みれる場所を聞いてみた


国立国際美術館に2つある」


内田さんが教えてくれた


「1つは青ベージュの絵で
もう1つはいたずら書きのように
かきなぐってる絵。すごいすてきよ」


2つとも内田さんの紹介で
美術館へ収められたらしい


国立国際美術館・・・


こないだ
ムラトさんと一緒に
行ったばかりじゃないか


その絵たちが
あっただろうか?


思い出してもおもいつかぬ


そこで


美術館へ電話した


するとなんと
美術館が所蔵する絵は
エマリーさんのも含み5000点
あるそうだ


それを
特別展示のテーマにあわせ


数点選出順次常設展示していくらしい


当分エマリーさんの絵を
展示する予定はないそうだ


なんてこったい


どうして
いつでも5000点の絵を
ウエルカム ボーダレス オープン
展示しといてくれないのか


宝のもちぐされじゃあないか


とは言いすぎた




どうか
全ての人に絵を常時公開してくだされ


美術館が
みんなのリビングのように


訪ればいつでもそこに
1人1人大切に思う絵を
見ることができるように


そんなところになってホシイ


切に
強く
切実に
念願し
本望し
本懐いたす




まる