ナイチンゲール病棟 3

さて
病室全体を見渡せるナイチンゲール病棟その3です


ここのナースステーションはどこにあるかというと
病室の真ん中です


つまり
両側に並んだベッドとベッドの真ん中です
いちばん全体を均等に見渡せる場所と考えられます


ナースステーションにも囲いはありません
大きなテーブルが置いてあり
そこで看護師や医師はカルテや日誌を書いたりします


日本にもかつて
ナイチンゲール病棟がありました


それは東京慈恵医院です
そこではナースステーションのことを
「中の台」と呼びました


まさしく病室の「中」にあり
大きな「台」だったからでしょう


この大きな台で
患者の観察を行いながら看護記録を記載したり
包帯巻き、ガーゼ作り、綿球作りを行ったと
「慈恵看護教育100年史」に記されています