パタゴニア

島唄を歌っている宮沢和史さんが朝日新聞に「旅する音楽」というエッセイを書いています。「ウズベキスタンの町の広場で笛吹が島唄のメロディを演奏していた、と現地を旅した女性からそんな便りをもらったことがある。ぼくの知らぬ間に、ぼくの曲が遠くの見知らぬ町まで旅をしていたのだ」
宮沢さんの唄が見知らぬ町を旅したように、私の魂が見知らぬ町を旅したことがあるです。
パタゴニアを旅していた友人がひょいと私の事を思いだし、ハガキを送ってくれたことがあります。ハガキを受け取ったとき、思い出してくれたその思いが私の魂になってパタゴニアの草原にぽっかりとウカンデイルような気持ちになったです。