紫の君

朝や夜はズイブン涼しくなってきたです。この調子で秋に突入してほしいな。ご近所のマツモトさんは金木犀の季節になると「常秋の国に行きたいな〜」って言ってたけど同感だ。
ところでうちのちびりんこは紫色が好きです。保育園児にしては渋いです。きっと新宿に住んでた私のばあちゃんの血だと思うです。
新宿二丁目に住んでいた江戸っ子ばあちゃんは詩吟名を紫苑といって紫色が大好きだったです。
白髪に淡い紫色で部分染めしているハイカラさんでした。二丁目界隈では紫の君と呼ばれていたです。カッコイイでしょ〜
そんなばあちゃんが私の着ている服とか身につけている時計とかについてよく「それ、いいわね」といっていました。
私はばあちゃん以外にそれいいね、と褒められたことがないオシヤレとは無縁ノ女の子だったし紫の君にそんな風にいわれてとてもうれしかったものであります。
ばあちゃんの命日は秋です、ばあちゃんの好きだったのは新宿三越裏にあった和菓子屋のアンミツです