カナイミユキちゃん2

読書感想会のツヅキです
その日「小さなクルメルス」という本についての
読書感想会には中学生のほかに
しらない大人が1人
スーツきた20代の男性が参加してました
中3の男子が
「『ゆきこ!(確か作者の名前がミヤハラユキコさん)起きなさい。
あんたの声が朝から聞こえていやな気分になるんですよ』という
くだりに腹がたった」
と発言しました
カナイミユキちゃんが司会に意見を求められて
「ミヤハラユキコさんがかわいそう、
日記を本にされてかわいそう」
といいました
みんなびっくりしました
それまで
この表現はどういう意味か、とか
なんでミヤハラさんは自殺しちゃったのか、とか
そんな事をはなしあっていたからです

最後にスーツ姿の男性が
「私は本を出版した者です、
出版することは意見にあったように
とても悩みましたが
結局は同じ年代の人たちが
同じような悩みをもっていることを
知ってもらいたくて日記を出版しました」
といっていました
カナイミユキちゃんを思い出すのはこの時の
姿です

人の記憶に残るっていうのは
あとになってみないと
それが残っているかどおかわからないです
そのとき
立派の意見だ、尊敬できる人だ
とかんじても
記憶に残らなければ
それだけだとおもうです
ユーミンが「憎んでも憶えてて」
って歌ってたけど
好印象だから
美しいものだから
憶えてる訳じゃなくて
記憶のメカニズムは不思議なのであ〜る