六甲のおいしい水

夫は毎朝
麦茶を持って仕事いく


たくさんある
ペットボトルのコレクションと
ペットボトルのふた
「今日はどれにしようかなぁ〜」
迷いながら
「よしコレ」
と決めたやつに
麦茶トクトク注ぐのだ


ある朝
気を利かし
適当なペットボトルに
麦茶をいれて手渡すと

「あれ、これは違うやろ」
そう言い
夫は他のやつへ移しはじめた

六甲のおいしい水の容器に
麦茶いれたらあかんやろ


麦茶は烏龍茶の容器やろ


それにしても今日の麦茶
烏龍茶にしてはチト濃いな
水でちょっと薄めるか
よしよし


麦茶いれてもってきてる
せこい男と思われたら
かなわんからなー




気配りの人である