いんどじん

チビリンコは6才
小学校で
毎日ひらがなの練習をし
最近は
習得したひらがな駆使し
作文の練習がはじまった


「せんせい、あのね」
で書き出す作文
宿題である


「なにかいていいかわからへん」
というので


「せんせい、あのね」
「きょうのばんごはんは
ぶたにくのしょうがやきでした」
「ぶたにくとたまねぎ
しょうゆとさとうとおさけがはいってます」
「ちょっぴりおとなのあじがしました」


横で夕飯の後片付けしながら
わたしが暗唱すると
チビリンコはそれ
書きとめた


すると先生は上手だと
みんなの前で読み上げたらしい


イエイ


そこで
毎日がんばって作文してます


「せんせい、あのね」
「きょうはおかあさんがでかけていて」
「おとうさんがばんごはんをつくりました」
「おとうさんはおこめをたくのわすれてて」
「ぱんをかれーにつけてたべるよういいました」
「なんかへんやな、といったら」
「いんどじんはこうしてたべてるんやで」
「といいました」


今日のは
どおかしら〜
読まれるかしら〜