冬の朝

小学校の東門で


朝のあいさつ立ち当番




チャイムの音


みな校舎の中へ


入っていった


モットチビリンコが


からっぽのブランコ


「乗る」


とかけていく


そしたら


教室から


かずくんが


はしってきた




かずくんは


ブランコ


たちこぎ


びゅんびゅんこいだ


モットチビリンコも


びゅんとこいだ


空は


透きとおるように青く


月は


高く小さく白い


3にんは


風に吹かれて


冬の朝