手作り弁当
昼休み
かわらず所長と2人きり
お昼食べてた
「他んちの子は
みんなイキイキ見えるのに
それに比べてうちの子は」
「息子は今の仕事に迷ってて
お先真っ暗や言うし
娘は目指してる仕事が向いてるか
わからん言うし」
手作り弁当
食べながら
ため息まじりに
所長が言った
奥さんが作るその弁当は
いつもとてもうまそうだ
相手が所長でなければ
「ちょっと一口ちょうだい」
一口食べたい
話を戻すと
私はいつも
うまそうな弁当が気になり
話を聞いてないんじゃないか
思われるくらい
気の利いた返答をしない
ふんふん
と
聞いてるだけだ
うまそうな
弁当食べてる所長の話
聞いてて
感じたことは
そういうこと
すらりと父親へ
話せることが
めっちゃよい家族と思います
ですです
そんな職場を
体調不調にて
今月末でいったん
辞めることになった
私に才能が
たくさんあると
何故だか思ってるギボは
「健康第一
才能はいつでも発揮!」
そうメールをくれた
そうだそうそう
いつだって
どこだって
なんだって
いいのだ
できることして
いきていこ