わたしの前世

雨があがってきた


中1のチビリンコは
暇あれば机へに向かって勉強する


テレビみてても
面白くなければ容赦なく
さっさと見るのをやめ
勉強を始めるのだ


そんな彼女へ
漫画もおもしろいよと
ちはやふる」全26巻をプレゼントした


机のうえにすらっと漫画を並べれば
読み始めると止まらない

22巻目読んでるとき
突然彼女は泣き出した


理由を問えば


漫画読んでたら
勉強する時間がない


というのだ


ちはやふる」もおもしろかったのは
20巻まででそれ以降は
勉強のほうがおもしろい


しかしもはや22巻まできて
先が気になり読むことやめらんない


シクシクシクシク…


らしい


そうか
すごいなぁ
勉強のほうがおもしろいなんて
わたしは感じたこともなかった


そんな彼女だから
わたしは勉強シナサイ!
といったことがないのだった


わたしが口うるさく口うるさく言うのは
「靴下履いてる?!」だ


靴下宗教にはいっているわたしは
とにかく靴下が
健康に多大なる影響を及ぼすと考えてる


実際
わたしは7枚はいてる


ぬくぬくである


靴のサイズは27cmだ
靴下のあつさは3センチ


だいたいこのサイズのブーツをみつけるのは
とても大変だった


話を戻すと


靴下はいてない、などと返事が返ってきたら
ささっとかけつけ
足をさしださせ
靴下をむりやりにでも履かせるのだ


靴下を履かせているとき
ときどき前世のイメージがわく


前世でわたしは
きっと執事で
女王の靴下を
いつもはかせていたんじゃないだろうか


靴下はかせながら
自分の前世かいまみながら
明日はきっと晴れますように