中学2年男子第3弾

中学生男子2年生第3弾


リョーくんのこと


彼とチビリンコは小学校から一緒だ
リョーくんはとても人気者だ


そしてわたしは彼をとても信頼してる


なぜかというと
リョーくんとチビリンコが同じクラスで
小学6年のとき


クラスがざわざわと混乱していた


3学期にはいると
混乱はいっそう大きくなった


そんなクラスの状態の最中
わたしは
6年生の卒業のお祝いに渡す
写真を取る役になり


結構毎日
一日に1度
学校へ足を運び
クラスをのみんなの写真を撮った


その数は1000枚にも上がる


めっちゃ撮ったのだった


時には給食の時間に
あまった給食をわけてもらって食べたりした


給食はうまかった


ケーキがでることもあったのだが
そのケーキもご相伴に預かったこともある


うまかったです


さすがにあまったケーキの
ジャンケンに参加することはしなかったが


あるときは写真撮影という使命をすっかり忘れ
空いてる席に座り
授業を
なるほどなるほどとうけてたこともある


ある日の授業中
たしか英語だったと思う
小学生も英語の授業が
いまはあるのだ


リョーくんの発言に
腹をたてて
わたしは
大きな声で
「○○さんにあやまりーや!」
と責めたことがあった


リョーくんはそんな悪くないのに
わたしは思わずその状況を怒ったのだった


わたしは部外者であり
ただの写真撮影係なのに


リョーくんに怒ったことを
なんだか恥じた


あぁ、やっちゃったな・・・
と思った


わたしのテンションはみるみる下がった

授業が終わる頃


わたしはとつぜん顔をあげると
後ろを振り返ったリョーくんと目があった


どうしよう
と思ったとき


かれはおどけた表情をして
わたしを笑わせたのだった


そんなことがあってから
わたしは全面的に
リョーくんを信頼しています


体育のときに撮影したリョーくんを描いた絵



ますますいい男になってね、リョーくん