おもちつき

モットチビリンコの学校
5年生は1月におもちつきをする


ことしはなぜか3月にあった


チビリンコの時のおもちつきは
なんだか光に包まれた空間だった


わたしはそのとき
とても苦しい時期で
たぶん3月までは生きてないだろうと思ってた


家にいると幻覚と幻聴で心拍はいつも120あった


そういうこと、測るのをわたしは結構まめである
29で大学へ行き寮生活おくっていたとき
ある日熱が出た
そんなときも血圧測定しにリクレーションルームまで
苦しさの中行ったこともあるのだ
その時は我の中で最低血圧を記録した



はなしを戻すと
家にいたら苦しさが増すので
当時はなるべく外へでた
117のメモリアルウォークにも普段ならいかないが
参加し芦屋から神戸まで歩いた


学校行事も
もちつきどころじゃなかったが
参加した


ただはじっこで座ってるだけだったけど
ふと
その空間が光に包まれてるように感じ
わたしはそれを絵に描いた


そしたら
生まれて初めて
身内以外の人に絵を買ってもらったのだった

だからおもちつきは
わたしにとって
思い出がある行事


あれから4年がたったんだなァって
思う


わたしにはママ友がひとりもおらず
話しかけたい相手もいなかったので


皆と離れたところで一人でぼんやり
おもちつきを見ていた


そしたら
あっくんが何度も話しかけにきた
「こっちきたらいいやん」
「おもちたべへんの?」
「ダイエットなんてする必要ないやん」
などと2〜3回寄ってきた

あっくんによると
「ひとりぼっちでかわいそうやんか」
らしく何度も話しかけてくれたそうだ


ありがとうありがとうあっくん
やさしいね


おもちつきで
再びやさしさにふれたから
わたしはまたおもちつきの絵をかきたいな、と思った


5月の個展で飾ります
みにきてね〜
そしてまた売れますように!!