ラップラップラップ

私は
23才んとき大学を卒業し
鉄鋼の専門商社へ就職した
営業事務職だ


その会社の事務職はかわいい制服があり
働いてる先輩たちもキュートで爽やかだ


制服と先輩に憧れて入社したのだった


商社というのは
製品を工場から買って
それをお客に売るのが仕事だから
買って売ってで人と接することが多い


私は
まさに右も左もわからず
インスタントコーヒーの入れ方さえもしらず
「ハヤフジさん、コーヒーいれてきて」
いわれたら
カップに半分以上粉をいれ
せんじ薬のような濃いコーヒーを
上司に飲ませたりした


それから
たくさんのお客や工場の人を怒らせた
口の聞き方がなってないのだ


集金いって
回収してきた小切手なくしたことだってある
注意力も散漫なのだ


そして
この怒涛なオーエル時代をふり返ったとき
今、役にたってることが2つある


そのうちの1つは
お菓子をささっと手際よく人数分にわけれる技だ


会社にいたら
たくさん菓子をもらう


上司の土産
お客さんの手土産


日本国中さまざまな名物は
オーエルの時初めて食した


ときにはもらって途方にくれる菓子もある


そんな時
慌てずひるまず冷静に
いつも机のひきだしに
ナイフとサランラップいれてある


ぱぱっと人数を勘定し
ささっと分配するのだ


これは結構色々役立つ技術だといえよう
これからオーエルになるみなさん
様々な菓子でその練習をしておくといいでしょう




本日も
集会所で菓子を滞りなく分配できた


これもひとえに私を採用してくれた会社のおかげだ


ありがとうありがとう


そんなわたしが
今あったらいいな〜と思うのは
小さなラップだ


小さい菓子とかもらったときに
さっとラップに包んでカバンにいれる


そんな小さいラップをキーホルダーにして
カバンにぶらぶら付けておきたい


どなたか開発してくだされ
ラップキーホルダー