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図書館で
健康促進雑誌を読んでたら


怒りを逃がす方法が書かれてた


体の中に湧き上がった怒りは
外に発散させねば体に毒だ


いままで怒った時は
あるテレビで見た
それがおさまるまでピョンピョンはねる
という怒り成仏方法を実行していたが


これはわたしにはあまり効果がない
はねてもはねてもおさまらない
ちょっと疲れるくらいだ


それでその雑誌によると
「け」
と口から発声すると
その言葉にのって怒りが体からでていくそうだ


やはり言葉や声には未知なるエネルギーが存在するのだ
これはなんだか古来由々しき効き目がありそうである


日常茶飯事に腹はたつものだ


こないだはモットチビリンコが
注意しても言うこときかず
挙句の果てに「ばーか」と言ってきたので
怒り爆発である

ここはこらえ
「けぇぇぇっっっっ!」
といった


彼女はちょっとびびり
「けってなんやねん」そういった


それから
腹がたつたんびに「けぇっ」「けぇっ」
とヒステリックな鳥のように鳴いてたら


なんだか
少しは怒りが徐々にうすれていったかもしれぬ


また雑誌には
「け」のほかに「ぽ」も有効みたいなことが
書いてあったが
私に関して言わせてもらえば「ぽ」は
迫力に欠ける


「ぽぉっ」といっても
はずかしくなるばかりだ


まだちょっと虚勢をはれる「けぇっ」のほうが
再び私の好みを語らせてもらえばおすすめである


「けぇっ」は「ぼけぇっ」の簡略形だと思っていただくと
覚えやすいであろう


怒りがわきあがったとき
ぜひためしてみてください


言葉にパワーあり