クレオパトラな女たち vol.8

最終話の第8話
息もつけぬくらいおもしろかった
今まで見たテレビドラマの登場人物の中で
魅力ナンバー1;峯太郎と黒崎さん
不動の2人


峯太郎の真剣に人の話を聞く姿は最後まで真摯で
黒崎さんが峯太郎を愛する気持ちが
苦しいくらい伝わってきた


これはなんだろう
一応ドラマだから
クレオパトラな女たち」って題名はついてるが
はたしてこのタイトルは適当だろうか


例えば
ふぞろいの林檎たち」っていうタイトルは
それ自体がよくできてすばらしいし
龍馬伝」ってタイトルなら
これは坂本龍馬の話だなって一目でわかる


これに対して
クレオパトラな女たち」はどうなんだろう
物語そのものが超越してしまったようだ
タイトルはなんでもよく
全8話を通して直球で
あなたからわたしへ伝わるものがあった


最終話は怒涛のごとく進む


私はもうすでに
先週の7話ラストから峯太郎の気持ちになってるから
前半、息するのも苦しい場面の連続だった
しかし
「じゃ、どうすればいいの」と稲森いずみさんが質問して
「待ちます」と峯太郎が答えるところから
なんだか私にとってこのドラマのジャンルはコメディへなってった


それにしても
予告の作り方ってすごいなぁと思う


「峯太だけがいれば他に何もいらないって言ってるのがなんでわかんないの」
黒崎さんのこのセリフは自分の感情を相手にぶつけてるのかと
予告見て思っていたがそうじゃなかった


私の想像や気持ちをはるかに超えて存在させる
こういうのが演出っていうのかなぁ


「おまえのために言ってんだよ」
黒崎さんはそういった
黒崎さんは細く小さく震えて折れてしまいそうだ
ガラス細工のように繊細で今にも壊れてしまいそうなのに
それでも傷だらけになりながらまっすぐ見つめる


だけど
黒崎さんがすばらしいのも
峯太郎が愛すべき人物だからこそだ
1人では表現できない
黒崎さんと峯太郎が揃ってはじめて際立つ


残念だったのは
峯太郎が稲森いずみさんを家へ帰し戻ってきて
黒崎さんと2人でビールを飲む場面
私にとってはまさにまだまだひたりたいシーンだったが
そこでCMがはいったことだ


私の中で日本テレビ
高校生クイズ」であり
アメリカ横断ウルトラクイズ」だ
ゆえにテレビドラマはあまり印象がない
見たのは1995年「たたかうお嫁さま」以来だ


この「たたかうお嫁さま」のときも
娘役の松本明子さんと父役の橋爪功さんの
まさにここぞという場面でCMがはいり
気持ちの持って行き場を失った経験をもつ


それを彷彿したのだった


それを考えるとNHKはいい
CMがはいらないからです


NHKといえば周防さん
NHKの朝の連続テレビ小説カーネーション」だが
これは15分のドラマだ
この15分を生かした作りになってるはずであり
それを総集編やDVDなどで連続してみた場合
その受ける印象はまた違ってくるんじゃないだろうか


ともあれ
いまだ興奮状態がつづいております


黒崎さんと峯太郎の高校生編を見たいです
摩利と新吾」みたいな高校生活


そしてここでの絶対条件は
黒崎さんは綾野剛さんで
峯太郎は佐藤隆太さんであることだ


30歳をこえててもいいので高校生おねがいします
ヨン様チェジウ冬のソナタ高校生役をやったみたいに


番外編
静かに熱く期待してます