バンクーバー

父はバンクーバーに行った
バンクーバーってカナダだ


出発の数日前に月曜日に出発すると聞き
私の気に掛かる事は「クレオパトラな女たち」であった


私「え!そした最終回みれないやん」
父「うん、まぁな」
私「あ、でもカナダでもパソコンで見れるよきっと、なんかオンデマンドってやつ」
父「うん、あ、そうだお前、私が送った書類届いたか?」
私「まだ」
父「なんか封の糊付けが弱かったかもだ」
私「ふうん、それならあける時楽やな、助かるわ」
父「うん、まぁな・・・」


父はクレオパトラの最終回も私の受け答えも興味はないようで
気持ちはすでにforカナダであった


1ヶ月程知合いの家に滞在するという


そしておかげさまで無事にカナダへ到着し
写真が送られてきた


近所のスーパーマーケットの写真だった



フルーツがおいしそうだ




それから近所の川
河口の写真





夏雲だ


「宇宙では私たちは宇宙の一部だと実感しました」
宇宙飛行士の古川さんが「宇宙の渚」テレビで語ってたのを思い出した


そうか
そのために
それを知るために
人は宇宙へ行くのか


空も人も地も
みんな私なのだ
とても大きいのだった