梅雨の晴れ間

久々に夫と会話する


「毎日モットチビリンコと一緒に学校行ってるから」
得意げに私は夫へ話した
「昨日は先生に間違われて」
「だんごむしつかまえたけどどうしたらいいですかって1年生に聞かれたんやで」


すると夫はこう言った
「学校っていうのは」
「先生と子どもの聖域なんやで」
「親は呼ばれた時にしか学校にはいかないもんだ」
「それを毎日つきそうなんて」
「親より兄弟だろう」
「ボクなんてにーちゃんと登校」
「そしてにーちゃんの授業おわるまで廊下でまって一緒に下校」
「にーちゃんはさぞかしうっとうしかったろうが」
「遊びに行くのにもボクを連れてって面倒をみる」
「だからにーちゃんは兄として自覚をもち」
「ボクはにーちゃんを尊敬するのだ」


なるほど
そういわれれば
私は妹を学校へ連れてった事が一度もない
近所のおばさんに「うちの子と一緒に登校してくれない?」
たのまれて1ヶ月くらいお世話したことはあるが
自分の妹に関しては皆無だである


そこで
チビリンコにモットチビリンコを学校へ教室まで一緒に連れていくようたのんだ


いってらしゃーいとおくりだすと
道すがら泣き声がずっと聞こえていた


帰ってきて様子を訊ねると
チビリンコは言った
「号泣やで」
「教室にはいらないで入口で手をはなさないから」
「あとからきた子達も入れないであふれるし」
「もうわたしも遅れるとおもって困ってたら」
「先生がきてくれて助かった」
「きになってすぐ見に行ったらもう怪傑ゾロリ読んでたし。何事もなかったように」
「そんなにすぐ泣き止むンやったらあんなに泣かんといてほしかったわ」
だったらしい
妹のお世話というのはやはりとても大変なのだ
がんばれ姉


そんなわけで
なんだか2ndステージへホップ


しばらく見守るでござる




父が送ってきた雨のカナダ ↓
でも空見るともう雨はあがってそうだ



カナダでは自動車は右側通行なのだった
私は大学の卒業旅行でカナダへ行ったことがある


バンクーバーでは
ミスカワバタというカナダ在住の女性にお世話になった
ミスカワバタは私と友人のタジッコを車に乗せて案内してくれたのだった


赤信号で右折しようとするのでおどろいてると
「赤は注意して右折せよなの!」
と言って救済院のような施設へ向かった


そこはナイチンゲールが今にもいそうな清潔なたたづまいで
ベッドで寝ている1人の老婦人が
私の手を握り「お元気ですごしてね」と声をかけた


そしたらなんだか涙がぽろりとこぼれて
「あんた、ちょっとなんで泣いてるん」
とタジッコに聞かれたがそれはわからん


そんなこと思い出したバンクーバー