金木犀と夫婦善哉

今朝
寝坊した…と思って
台所の窓をあけると


金木犀の匂いがした


最早じゃないか?


たいてい10月にはいってからなのに
今年はまだ9月
それも25日なのに〜


はやい金木犀


早く秋カモンと
念じてたから


今年は秋が早いのか


台所の窓あけると見える
とおりの角に立ってるこの金木犀
季節で一番を告げるヤツだ

私んちの森のような庭にも金木犀が植えられてる


この家の元の持ち主だったミカさんが植えたのだ


ミカさんはハイセンスな女性で
金木犀と銀木犀を並べて植えたんだそうだ


わたしは
金と銀一緒に並んでいるのを
生まれて初めてみた


それはそれはおめでたい風景だ


そんなめでたい景色が庭にあって
毎日みれるなんて
なんてしあわせ


ミカさんありがとうありがとう


庭の金と銀の木犀は
日陰にあるので
匂いだすのはちょっと遅い


とおりの角の金木犀が終わるころ
うちの金木犀も匂い始める

楽しみだ




ところで昨日
難波へ行った


わたしにとって難波は
初めてと言っていいくらい縁遠い地域


そんな場所へウッチーとでかけた


中学3年のとき
豊中駅前の大川塾に通ってた時の友人だ


大川塾って名前をここで明記できるのは
わたしの記憶力の賜物では決してなく


ウッチーが覚えていたのだ
彼女は
そこへ通ってた他の仲間の名前もスラスラそらで言える


記憶力抜群なのだ


ウッチーと私は
かなり共通点がある


まず二人共
大川塾から
同じ高校へ入学したのだが
高校入ったとたん
成績はビリだ


これは二人で意見が一致してるのだが


高校の勉強は日本語から理解不可能だった
まず、問題から読解できない


だから答えを正解できるはずもなく


故にビリだ


それから
私たちは高校時代好きな男子も同じだった


あと
昨日、ランチする店をお互い持ち寄ったのだが
難波広しといえ、同じ店を選んできていたのだ


つまり
われわれは傾向と好みが似ている


ナンブラ(難波をブラブラの略)の途中
法善寺横丁で
夫婦善哉を食べた


夫婦善哉を食べた二人は
より一層縁が深まるそうだから


我々はこれからもますます
おなじようなものを好むのであろう


夫婦善哉といえば
半年以上も
夫婦善哉織田作之助
本を借りている


未だに返していない


まだ読破できていないのだ


貸してくれたのはカオルさんだ
カオルさんは
オダサク氏の親戚にあたる


オダサク生誕100年を記念して
私はカオルさんから本を借りたのだった


しかし夫婦善哉
なんてむずかしい


よんでもよんでも
先に進まぬ


まるで高校の勉強のようだ
日本語の読解ができない


でも最後まで読みたい
善哉も食べたし
横丁にお参りもしたのだから
ぜひがんばろうとおもう