壁ドン

私の父は相撲が好きだ


どんな時も
放映時間には相撲を見る


だからこないだ
うちに来てた時も
見てた


一緒になって
ﾓｯﾄﾁﾋﾞﾘﾝｺとﾁﾋﾞﾘﾝｺも見ていた


ちなみにわたしは
相撲に興味はない
相撲に限らずスポーツ全般に興味がない


わたしが興味あるのは恋の話だ
毎日、晩ご飯時に
「今日、モテた？」
とﾁﾋﾞﾘﾝｺとﾓｯﾄﾁﾋﾞﾘﾝｺへ質問するのは日課である


そして毎日
「一日でモテるわけないやろ」
と返答されるも日課である


が
毎日聞く
それは私の楽しみ


そして
きょうは壁ドンの練習をした


壁ドンというのは
女子が憧れるシチュエーションナンバー１らしい


もちろん女子の一員である我々3人（私含む）も憧れる


そこでﾓｯﾄﾁﾋﾞﾘﾝｺと私は
来たるべき壁ドン
そのときのための練習をしたのだ


1.ﾓｯﾄﾁﾋﾞﾘﾝｺが壁を背にして立つ
2.わたしが壁をドンドンする


と二人で練習に勤しんでいると


その様子をみていたﾁﾋﾞﾘﾝｺが言ったのだった
「…チイ、相撲みたい」


私の壁ドンは突き出しにみえたようだ


突き出しィ〜嘉風〜４勝７敗〜