丹田と宗谷

寒いなァ
冷たい雨がふっている
今日もきっと一日外にはでまい


うちの庭は決して森ではないけれど
わたしの中では森だ


この森には大きなケヤキが立っており
いま葉っぱもおちて
地面に枯葉がつもり
冬まぢかの森景色


家の中ですごしても
森の中にいる気分だから


この家へ住み始めて
あまり外いきたいと思わなくなったのだった




ところでこないだモットチビリンコが
音楽のニシ先生の真似をしてた
「はい!タンデンから声出してぇ!」


タンデンってなに?
どうやって声だすん?
ってきくと


「えーとこのへん?」
と下腹のあたりと彼女は教えてくれた


なんでもこれは目にみえない
体の表面にはない


調べてみると
タンデンは丹田と書く


体の表面にないのなら
内部にあるのかとおもいきや
盲腸や大腸などの内臓とも違う
レントゲンにもうつらないらしい


しかしその場所は確実存在するそうだ


そうだろうそうだろう


この宇宙は
目に見えてるものが全体のたった3%で
みえないもの97%というじゃないか


ほとんどが
みえないものばっかだ


いろんな説明が書いてるけど
位置のめあすとしては
へそと肛門
つないだ線の真ん中へん
っていう説明がなんとなくわかりやすい


杉田玄白の解体新書の図解によると
女性だとそこは子宮のほうだ


そうすると
ニシ先生の「丹田から声をだしてぇ!」は
つまり「子宮のほうから声をだしてぇ!」


そうか
子宮から声をだす


再び解体新書みると
子宮って体の真ん中にある


真ん中って中心ってことだろう
中心てこころのなかって書くから


心の中といえば
わたしが思いつくのは「それって魂?」
魂は丹田、子宮の中にあるのではないか


そして
ニシ先生がいう「タンデンから声出してぇ」は
きみの魂の声をだしてくれたまえッ
って
そういう意味じゃないかね?


だから合唱って
胸にひびくんだねェ



あと全然違うけど
しきゅうとちきゅうって
ひびきにてるよね?


これはかなり大切なポイントなんじゃないか


魂と地球
どっちも玉だよね?
たましいはタマってつくし
地球は丸いって玉だ


つまり
地球は魂の集合体で
魂の声で
地球は形成されてるんじゃないだろうか


ニシ先生の「丹田から声出してぇ!」のセリフきいてから


わたしは子宮と地球に意識を向けるようになった


しきゅうがしきゅうするようにいったこえにはしたがおうとおもった
(訳:子宮が至急するように言った声には従おうと思った)


本日の一枚↓「南極観測船 宗谷」



個展で宗谷の絵をみて
「なつかしい」と言う女性がいた
びっくりして話を聞いたら


そのかたは富山珠洲市の生まれそだそうだ


枡田薬店ってとこで若い頃働いていて


宗谷は灯台補給船として珠洲市の港にやってくると
積み込む薬をこの薬局に買いにきたそうだ


それで
アリナミンとかいろんな薬を準備して
積み込まれた宗谷はそれぞれの灯台へ物資を運んでいったんだって


宗谷の話はいいなァ大好きだ