開成三連覇と川と海

ジュンボーからメールがきた
「結果は開成三連覇」
「テレビ消したなんて、それテレビに負けたんだよ。だめじゃん」
「美味しいとこはずしちゃったらね〜残念」


ガーン
やってやった我の勝利だ
そう思い自らの快挙に酔ってたが
だめじゃん負けてたのか
ショック




話はかわるがこのあいだ
青少年センターの食堂で
隣テーブルにて6人の年配女性たちがお昼ご飯食べてた


彼女たちは会話が上手だ
思わずききほれる


彼女1「わたしナ〜、こないだ大雨の日川の様子見に行ってん〜」
彼女2「あ、私もいったわ〜すごい増水してたナ〜」
彼女3「ちょっとあんたら、あぶないやろ」
彼女4「そうよ、大雨の時は川に近づいたらアカン」
彼女5「新聞にのったらどうするん’川見に行って老女流される’って」
彼女6「アハハハ〜」
彼女1「老女より’熟女流される’って言ってほしいわ〜」
彼女3「んま、それいいわ〜」
彼女4「ほんまほんま〜」




ところで
最近何度も読んでる本
横道世之介


世之介の大学はおそらく法政
長崎大村の出身だ
夏休みに帰省していた


ガールフレンドの祥子ちゃんと
岩場に座って海を見てたら
なんと
難民の人たちが乗ったボートが漂着するではないか
その中に赤ん坊を抱いたお母さんがいて
衰弱しながら世之介に赤ん坊を頼むと手渡す


とそこへ
巡視船がやってきて太陽のようなライトを向けて
逃げ惑う難民の人々を捕らえようとする
世之介は赤ん坊を抱いたまま逃げる


「子どもの頃からいつも遊んでいた場所である。
ライトが届かなくても、どの岩を踏んで渡ればいいかは分かる。」


この下りが一番好き何度も読んじゃう


真っ暗闇でも見えなくても
岩場を進める世之介


故郷っていいよなぁと思う