シュン君

シュンくんとおじいさんはなかよし


ふたりはよくチャリにのっている


はじめてふたりに会ったときも
2人はチャリをこいでいた


その後ろから
わたしもチャリでこいでいた


なかよしの二人だナー
と思った


その日の夕方
ピンポーン


玄関ベルがなった
だれだろっておもって戸をあけると
さっきのおじいさんが立っていた


なんでも
うちのボール
前でころがっていたようで
シュン君がもってきちゃったらしい


おじいさんは
シュン君をつれて
すみませんと
ボールをもってきてくれたのだった


おじいさんは
シュン君をよんで
あやまるように促した


わたしは
その時から
シュン君とおじいさんが大好きになった


「しゅんくーーん」
まちでみかけたらかならず手をふった


今日は歩いてたら
すれ違った
シュン君が
わたしを先にみつけて
「あ!」
と言って手を振った


わたしも
「あ!」
といって
シュン君と握手した


わたしはシュン君とおじいさんが
だいだい大好きだ